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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「歴女先生教えて~パート2」 第二十九話

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「未海、電気消すぞ」

「うん」

着ていたシャツを脱ぎ始めると佑太はストップ!と言った。

「何しているんだよ。おれに任せろよ」

未海は恥ずかしくなった。
気持ちが先に行っていると見透かされたようでうつむいてしまった。

「大好きだよ、未海。誰にも渡さないし、渡したくない」

「佑太さん、私も同じ」

肩を抱き寄せて唇を重ねる。佑太は過去の恋愛でキスまでは知っていた。
未海は佑太にされるまま舌を絡ませていた。
気持ちが高ぶる。やがてシャツを脱がされ、ブラを外され、重ねていた唇は
胸の先っぽに移された。

アッと小さな声が出た。佑太がさらに強く吸うようにした。
自然と手を彼の背中に回してからだをより近づけるように振る舞っていた。
身体を放すと、枕もとに置いてあったスキンを袋から出して着け、未海の足を左右に開いた。

恥ずかしい格好になって一段と心臓のドキドキとそれとは別の期待感が押し寄せてきた。
佑太自身がスッと中に入ってくると軽い痛みを感じたが、やがてそれは直ぐにあふれる蜜にかき消された。

未海は声を出さないでおこうと思って始めたが、佑太の中を突く刺激に自然と吐息から甲高い声に変わっていた。
佑太はその声に刺激され、さらにスピードを速めた。
恥ずかしいほどに感じる。自分はそういう体質なのかも知れないと後に朋美と話して知った。

当然ながらこの未海たちの声は隣の朋美たちには聞こえていた。
下の階で寝ている美穂たちには届かなかったようだ。

朝を迎えて、美穂はスーパーで買ってきた食パンと卵・ハムでサンドイッチを作っていた。少し遅れて拓真が起きてきて、続けて朋美たちと未海たちも起きてきた。

「おはようございます。先生、お手伝いします」

「じゃあ、コーヒー入れて貰おうかな~やり方解る?未海さん」

「はい、コーヒー何処にあります?」

「スーパーで買ったから、テーブルの上の袋かな」

ドリッパーのスイッチを入れると、お湯が落ちてきていい香りが漂い始めた。

「やっぱり朝はコーヒーの香りが似合うよ」

「拓真さんは毎朝コーヒー飲まれるんですか?」

「うん、そうだよ。パン食だからね。みんなのところはどうなんだい?」

朋美以外はパン食ではないと答えた。拓真は意外だったのか、美穂に尋ねた。

「美穂は高校生の頃はどうだったの?」

「朝はご飯だったよ。友達なんかはお腹が減るからと言って、パンをこっそり持ってきていたわ」

美穂の答えに颯真と佑太は頷いていた。