詩④
デパケン ソラナックス
レンドルミン レクサプロ
彼らは僕の友達です
誰かに相談するより
余程気持ちを落ち着けてくれる
何も言わず 心に染み渡る
思考が停止する
身体が重くなる
鬱々とした悩みが消えるようだった
けれど死にたくなるんだ
彼等しかいない 寂しい現在(いま)に
温もりがない 返事もない
最後には 1人なんだ
周りには何も無い
立ち尽くすばかりだ
泣くことも 苦言を漏らすことも
許されない気がした
過ぎたことは 流さなければと
枯れ果てた心に
注がれた彼等は
ただただ 無機質だった