ヲタ活日誌~2次元に恋してる
まだ子どもだった頃
ドラえもんのコミックで四次元の世界を知った時は
とってもワクワクして
時空をさ迷う自分を想像してみたけど
いつしか
この世界を三次元と呼ぶことも忘れて
夢中で毎日を過ごしてきました。
で
2回目の成人式を終えた頃
下の娘も中学に上がり子育ても、ひと段落。
不満はないけど、ちょっとぽっかり不完全燃焼な毎日。
そんなときに、突然二次元の扉が開いたわけでして。
娘二人と一緒に行った大人気アイドルグループのコンサート。
何気なく、の、つもりでも
やっぱりね、
ご贔屓メンバーなウチワをそれぞれに持っていたら
チッ、俺のはオバサンかよ、
なんて思われたくなくて
チケット取れてからダイエットしたり、エステに行ったり
それはそれは、大人で良かった!!!なんてくらい頑張ってみたりして迎えた当日。
コンサート終盤に近づいてきた彼が、
満面の笑みでお手振り(笑)
私も女の子...
オチナイハズがない。
案外、私って簡単だったのね、なんて
自問自答しながらの帰り道
そして
翌日からは娘たちの良き理解者(笑)になるわけでして
ヲタ活がはじまるのでした。
作品名:ヲタ活日誌~2次元に恋してる 作家名:かとう みゆき