詩
途方に暮れた時は 無理に笑わないでさ
正直に話してよ
君に立ちはだかる壁は その閉ざした心かもしれない
その脆い器が壊れる前に 壁の向こうにいる誰かに
踏み出した先に 広がる世界がある
開いた目に移る 眩しい未来がある
曇り陰る日だってある そこにしかない美もある
良い日が全てじゃない それだけが君じゃない
生きていくうえで 生傷はつきものだ
苦労してきた数ほど 深みが増していく
認めてしまおうよ その苦しみ
僕も一緒に 泣くからさ
その震える肩を ただ抱き寄せるから
君が辛いのは 僕だって辛いんだ
抱えている問題を 見ているだけしかない苦しみも存在するんだ
一人じゃない 壁をノックする音に耳済ませて
何年だって 側で待っているから