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キミの自慢の
小高い所

ボクはそっと
手を翳す

そこは包まれ
黙ったままだ


天の涙で
濡れないように

悪い虫が
付かないように

傘を差し出し
ささせてあげた

それでもキミは
黙ったままだ


日ごとに近づき
手を翳す

キミは大きく
胸を張り

ついにはらりと
開いてみせた

緑の包を
紐解いて

胸を張っての
開花だと

真紅の花びら
手に余る

牡丹のキミは
手にあまる