「歴女先生教えて~パート2」 第七話
土曜日がやってきた。
美穂は約束通りに図書館へ13時に着いた。
先に来ていた未海が走り寄ってくる。
「先生、待っていました」
「あら、早くに来てたの?」
「いえ、さっき着いたところです。今日はすみません」
「いいのよ。座りましょう。今日はあなたが見てきたまま、感じたままを話して頂戴ね」
「はい、そうします。先生に言われたとおりに叔母に話をして、父とその方と一緒に食事をしながら話をしました」
「良かったわね。どんな印象?」
「綺麗な人でした。父はそのう・・・そういう女の人に夢中になっているのだと感じました」
「歳は何歳だったのかしら?その女性は?」
「10歳下と言っていましたから35歳です」
「先生は話したと思うけど、夫は14歳年下で今年二十歳なのよ」
「はい、驚きましたが素敵だと思いました。その人は独身で親兄弟は居ないと話していました」
「あら、そうだったの。事故か何かでお亡くなりになったのかしら?」
「いいえ、病気だと伺いました。両親は共にガンだったとか。兄弟は一人っ子なので居ないとも」
「孤独感からあなたのお父様のような年上の男性に惹かれたのかも知れないわね。未海さんは今まで男の人と交際したことはあるの?」
「私ですか?ボーイフレンド程度ならいますけど」
「好きになったらその人の傍に居たいっていう気持ち解る?」
「ええ、何となくですが、ボーイフレンドと居ると気持ちが癒されます」
「素敵な彼氏さんね」
「彼ではないです。向こうも私みたいな気持ちで付き合っている女の子がいますから」
「それは寂しいね。早く二人だけの付き合いになるといいけど。それでね、お父様があなたにその女性のことはどう紹介したのかしら?」
「真面目に交際していて、近く結婚すると言いました」
「彼女さんはどう言いました?」
「特には無いですが、あなたとはライバルになるわね、って言われました」
「ライバル?お父様を取り合うっていう意味かしらね」
「解りませんが、そうだと思います。父は笑って聞いていましたが、私は不愉快でした。たとえ冗談だとしてもです」
「35歳と言えば私とそう変わらない年齢よね。未海さんは先生を見て女としてどう感じる?」
「とてもきれいな人だとみんな話しています。私も朋美も同じように感じています」
美穂は約束通りに図書館へ13時に着いた。
先に来ていた未海が走り寄ってくる。
「先生、待っていました」
「あら、早くに来てたの?」
「いえ、さっき着いたところです。今日はすみません」
「いいのよ。座りましょう。今日はあなたが見てきたまま、感じたままを話して頂戴ね」
「はい、そうします。先生に言われたとおりに叔母に話をして、父とその方と一緒に食事をしながら話をしました」
「良かったわね。どんな印象?」
「綺麗な人でした。父はそのう・・・そういう女の人に夢中になっているのだと感じました」
「歳は何歳だったのかしら?その女性は?」
「10歳下と言っていましたから35歳です」
「先生は話したと思うけど、夫は14歳年下で今年二十歳なのよ」
「はい、驚きましたが素敵だと思いました。その人は独身で親兄弟は居ないと話していました」
「あら、そうだったの。事故か何かでお亡くなりになったのかしら?」
「いいえ、病気だと伺いました。両親は共にガンだったとか。兄弟は一人っ子なので居ないとも」
「孤独感からあなたのお父様のような年上の男性に惹かれたのかも知れないわね。未海さんは今まで男の人と交際したことはあるの?」
「私ですか?ボーイフレンド程度ならいますけど」
「好きになったらその人の傍に居たいっていう気持ち解る?」
「ええ、何となくですが、ボーイフレンドと居ると気持ちが癒されます」
「素敵な彼氏さんね」
「彼ではないです。向こうも私みたいな気持ちで付き合っている女の子がいますから」
「それは寂しいね。早く二人だけの付き合いになるといいけど。それでね、お父様があなたにその女性のことはどう紹介したのかしら?」
「真面目に交際していて、近く結婚すると言いました」
「彼女さんはどう言いました?」
「特には無いですが、あなたとはライバルになるわね、って言われました」
「ライバル?お父様を取り合うっていう意味かしらね」
「解りませんが、そうだと思います。父は笑って聞いていましたが、私は不愉快でした。たとえ冗談だとしてもです」
「35歳と言えば私とそう変わらない年齢よね。未海さんは先生を見て女としてどう感じる?」
「とてもきれいな人だとみんな話しています。私も朋美も同じように感じています」
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第七話 作家名:てっしゅう