小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

詩集

INDEX|32ページ/59ページ|

次のページ前のページ
 


いのち

鳥は何も荷物を持たない
鳥はただ飛ぶだけ
鳥は食べられるだけ食べるだけ

人は荷物が多すぎる
今日の分だけでは足りずに
いつも何かを蓄える

蓄えた物を置いておく場が必要で
取られないように守ることも大切で
いつも情報の中に居る

同じ地球に生を受けて
鳥や獣たちと
人はどう違うのかって思ったら

地球は人だけの物じゃないのに
動物も植物も
生きている全てのための物

人だけが壊して良いはずがない
人の頭が良いのなら
人だけじゃなく命の全てを守らなくちゃ

人が荷物を持たない昔を
そんな時代が苦しかったと
思っているからこその現代

沢山の物に囲まれ
その財産を守るために
今もまだ求め続けなくてはならない

空を飛ぶ鳥の自由が
明日をも知らないはかなさが
ほんとの命の平等のような気がする


作品名:詩集 作家名:とことん