詩集
医師の一言
病気の発作で顔がひきつった子どもを
不安な思いで
病院に連れて行った母親に
育児ノイローゼじゃないの?
なんともないじゃない
心配のしすぎだよ
そう言った小児科医
あ~~この病気は
二十歳までは生きられないね
予言者のように
そう言った医師に
私は成人しても生きてると言いたいという娘さん
こんなことを言う医師は
どこで人生の勉強をしてきたのか
医学だけじゃなく
人生の意味を学ばなくちゃ
腸重積かもしれないと
子どもを救急病院に運んだ夫婦に
あ~よく早いうちに連れてきましたね
そう言ってくれた医師に
若い夫婦はどんなに安心したことか
頭を打ったからと
受診した若い母親に
このくらいで受診して・・・ということはない
受診して良いんです良い判断です
この後ももしも何かあったら
救急車で連れて来なさい
医師に恵まれるということは
未熟な母を育ててくれるということ
そして共に良い医師が育ってくれていると言うことに
感謝したいと思う