「歴女先生教えて~パート2」 第四話
休憩時間になって、望月の席に一人のクラスメートがやってきた。
「ねえ、朋ちゃん、美穂先生と仲良くしているのよね?」
望月は朋美と言った。
「うん、そうよ。何か気になることがあるの、未海ちゃんは?」
未海(みう)は望月とは逆で父親と二人暮らしをしていた。
「相談したいことがあって、私の話を先生は聞いてくれるかなあ~って思ったの」
「大丈夫だよ。先生はいい人だからきっと聞いてくれるよ」
「そう?なら良かった」
「どうしたの?私には話せないこと?」
「そういう訳ではないけど、父のことで悩んでいるの」
「お父さんのことで?病気にでもなったの?」
「違うわよ。元気すぎて困るぐらい」
「なら、いいじゃない。でも、未海も家のことやらないといけないから大変だよね?」
「まあね、でもその必要もなくなるかも・・・」
「ええ?どうして?」
「うん、新しいお母さんがやってきそうなの」
「そうだったの。実は私も同じで新しい父がやってきそうなのよ」
「うそ!マジで?」
「本当なの。そのことで先生に相談したの。だから親しくなったっていう訳」
「ふ~ん、なるほどね。朋ちゃんのお母さん若く見えるし、綺麗だから彼が出来たって訳ね。私の父親はどう見てもオジサンなのに再婚相手が見つかるだなんてなんか相手を疑ってしまうわ」
「相手を疑う?なんで?」
「父は事業をしているでしょ?あなたも知っているように世間では社長さん。叔母さんが事務で手伝ってくれているので時々私も顔を出すんだけど、その叔母がね、若い女性に入れ込んでいるって不満を言っていたから、ちょっと心配しているの」
「そういう事は私には解らないから、先生に相談するといいね。帰りにでも職員室へ行って尋ねてみたら?」
「うん、そうする」
その日授業が終わって未海は美穂を訪ねた。
「あら、どうしたの?困った事でもあるのかしら?」
「先生、実は相談があるのですがお時間いいですか?」
「今から?」
「別の日でも構いませんけど」
「そうね、子供が待っているから帰らないといけないの。明日の昼休みにでもどうかしら?」
「解りました。お弁当食べたら中庭に出て待っています」
「はい、わかったわ。そうしましょう」
「ねえ、朋ちゃん、美穂先生と仲良くしているのよね?」
望月は朋美と言った。
「うん、そうよ。何か気になることがあるの、未海ちゃんは?」
未海(みう)は望月とは逆で父親と二人暮らしをしていた。
「相談したいことがあって、私の話を先生は聞いてくれるかなあ~って思ったの」
「大丈夫だよ。先生はいい人だからきっと聞いてくれるよ」
「そう?なら良かった」
「どうしたの?私には話せないこと?」
「そういう訳ではないけど、父のことで悩んでいるの」
「お父さんのことで?病気にでもなったの?」
「違うわよ。元気すぎて困るぐらい」
「なら、いいじゃない。でも、未海も家のことやらないといけないから大変だよね?」
「まあね、でもその必要もなくなるかも・・・」
「ええ?どうして?」
「うん、新しいお母さんがやってきそうなの」
「そうだったの。実は私も同じで新しい父がやってきそうなのよ」
「うそ!マジで?」
「本当なの。そのことで先生に相談したの。だから親しくなったっていう訳」
「ふ~ん、なるほどね。朋ちゃんのお母さん若く見えるし、綺麗だから彼が出来たって訳ね。私の父親はどう見てもオジサンなのに再婚相手が見つかるだなんてなんか相手を疑ってしまうわ」
「相手を疑う?なんで?」
「父は事業をしているでしょ?あなたも知っているように世間では社長さん。叔母さんが事務で手伝ってくれているので時々私も顔を出すんだけど、その叔母がね、若い女性に入れ込んでいるって不満を言っていたから、ちょっと心配しているの」
「そういう事は私には解らないから、先生に相談するといいね。帰りにでも職員室へ行って尋ねてみたら?」
「うん、そうする」
その日授業が終わって未海は美穂を訪ねた。
「あら、どうしたの?困った事でもあるのかしら?」
「先生、実は相談があるのですがお時間いいですか?」
「今から?」
「別の日でも構いませんけど」
「そうね、子供が待っているから帰らないといけないの。明日の昼休みにでもどうかしら?」
「解りました。お弁当食べたら中庭に出て待っています」
「はい、わかったわ。そうしましょう」
作品名:「歴女先生教えて~パート2」 第四話 作家名:てっしゅう