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何行目で挫折したか教えて欲しい物語

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 4話 船島にて

「流石、最先端都市だなぁ! カスタマイズしてない人がまったくいない。田舎とは大違いだ 」

「しかもハイブリッド式の細胞プレートばっかり。みんな何から体守ってるのかな。意外と治安が悪いのかなって思ってしまう」

『今の時代、体弄るのはあたりまえだし、でも事件なんて起こらないし老化防止プロトコルひとつで十分なのにね』

「きっと、頭良いぶん余計なこと考えちゃうだよ。変に被害妄想的になるとか」

「お、凄いのいた。完全に人間的細胞を捨てた人」

「どう見ても化け物にしか見えないファッション。何でそうなったの?」


『あ、アンドロイドもいる』

「まさか、人を換装可能な人口知能はまだ開発されてないだろ? 案内役のロボットだよ」

 案内役アンドロイドキャシーなの、聞きたいことはありますか?」だってさ。特にないな。

 いや、俺はある。『 あの世』にダイブしてるとき、肉体は安全に管理されてるのか? 具体的におしえて。

 キャシー「防衛機密になりますので、詳細は教えられません。しかし安全は保証されています。ナビを見ますか?」

「映像は面倒だからテレパシーで送って」

 キャシー「かしこまりました」

「どうだった?」

「なんやかやと、保険に入りましょう的な感じか強かった。やっぱり万が一のリスクはあるみたいだな」

「どうするの?」

「一応入っとく。安いし、お前も入っとけば?」

「こうやって若者はクイモノにされるのな。俺は入らん。なぜなら万が一は死んでるときだから、どうだっていい」

「家族とかはいいの? 」

「いいの。」