何行目で挫折したか教えて欲しい物語
まくあ「知っております。ガッキーという人でしょう」
天使「まあ、ガッキーさんの、お友達でしたか、ガッキーさんなら、今KHN惑星での噴火対策のボランティア活動をしております」
天使は千里眼でガッキーがいま何しているか確認した。ガッキーは火山の熱でバーベキューをしていた。
「こら!、 ちゃんと働かないと、お尻ペンペンですよ!」
天使は宇宙全ての治安を司っていて多忙である。ガッキーにやれそうな仕事はガッキーに与えていた。
「まくあさんも、良かったからガッキーさんのところに手伝いに行かれては、如何でしょうか?」
「え? 僕は別に…」
「え!? ガッキーさんの友達でしょう? 友達なら助けるのが男の人情というものではないのですか??」
「あ、いや、え? そういう、もの? なんですか?」
「そういうものです! 友達を見捨てるというのなら、まくあさんもお尻ペンペンですよ!」
まくあは、お尻ペンペンがどういうもなか分からなかった。見たことはあったが、体験するのはどんな感じなのか期待した。
「まあ! 貴方のお尻は硬いですね! こんなに硬い人間の尻を叩くのは、初めてです!」
天使は手加減しながら叩いたつもりであるが、惑星が破壊できる程の力で叩いた。
「なんという硬い尻! こんなに硬い尻は人間では考えられません!まくあさん、 貴方一体何者なんですか??」
「僕は……実は記憶がないのでふ」
「え? つまりそれは」
「僕ももしかしたら、天使さんと、同族的な何かではないかと、思うのですが」
「マジですか!! こんなところに、まさかの天使が!「ガッキーさん、天使と友達になってるなら教えてくれればいいものを」
「いやいや、ガッキーさんは、悪くないんです。僕自身、最近まで自分が天使かどうか確証が無かったもので、こうして天使さんに尻をぶたれて、ようやく気付いた感じなんですよ」
「そうでしたか、なるほど。だからわざとらしく、私に尻を殴らせていた訳ですか」「そういう事でしたら、まくあさんも、記憶を戻す手伝いができるかもしれません」
天使はテレパシーを使い、まくあの記憶を読み取ろうとした。
「あれ? おかしいですね? 記憶が覗けませんね」
「……天使同士は無理なんじゃないですかね?
作品名:何行目で挫折したか教えて欲しい物語 作家名:西中