心の処方箋~ベリーショート~
22.先が分からないというのが一番しんどい
待つというのも先が分からない状態がずっと続くことで
思っている以上に膨大なエネルギーが費やされる時間
あなたが一番逃げ出したいと思う瞬間で
また逃げるための確たる正論ができるとき
その頑固な正論は
誰の意見も聞かないんだから
待つということに
もっとダイナミックにとらえる強い心が必要
でもその待った甲斐あっての喜びを
人は誰でも知っているでしょう
鳴くまで待とうという言葉は
日本の文化と精神だよ
作品名:心の処方箋~ベリーショート~ 作家名:松橋健一