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ワタリドリ
ワタリドリ
novelistID. 54908
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それでも太陽は赤く染まる!第4回「嵐の予感!」

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第4回 「嵐の予感!」

ほんのりあたたかいお日さまのぬくもりがふたりを包み込むように見守っている・・・。
(さやか、笑顔で真新しい制服をひとしにみせるように、胸についている派手で大きなリボンに両手をあてて・・・。)

さやか「これ小学校の卒業式の時先生からもらったリボンなんだけどちょっと派手かな・・・。」

ひとし「う~ん、似合うけどちょっと大きすぎて目立ち過ぎかな。ていうより制服につけてきたら先生に叱られるかも。取り上げられちゃうんじゃない・・・。」

さやか「だいじょうぶだよここ市立だもん。私学みたいにがみがみ言わないでしょ。それに私かわいいから・・・。」

ひとし「上手く先生から気に入られればいいけど、そ・そうゆう問題じゃないんじゃない、中学は教科ごとに先生も変わるし、良く思わない人もいるかも・・・。その花の髪飾りもちょっとなあ~。(ーー;)」

こうゆうさやかの天然の所ひとしはすごく好きだと思った一緒にいて安心するオーラをさやかは持っているのだ。

さやか「ひとしうるさい、誰かひとりでも気に入ってくれる先生がいればそのあとはなんとかなるでしょ。♡(*^_^*)」

ひとしの頭を軽くこずきながらさやかはさわやかな笑顔をふりまく・・・が。

その時さやかは他にも誰か見つけたように大きく手をふった。
誰だろうとひとしもつられて振り返ると向こうの方で手を振り返している生徒が・・・。どうやら男子生徒のようだ。ひとしの心に何かしらの緊張が走った・・・。