思い出は美しくあるもの。それでいい、それがいい
式の良いところは皆んなが笑顔であること。まわりの人も幸せそうな表情をしている。お祝いごとだから当たり前なのだけれど、幸せであることが一番いい。いいに決まってる。
今日も僕は結婚式に参加させてもらった。ありがとうございます。今日参加して改めて感じたことだけれど、参加している人はどこかしら「美しいストーリー」を待ちわびている気がする。生い立ちの紹介、プロフィールムービー、カップルの出会いから結婚まで。流れるBGMまでもが当時を思い出させる。生きているから、それぞれ、困難、苦労、つらかったこと、たくさんあったと思う。でも昔を振り返って、なかまたちと再会して思い出すのは美しいストーリーであって、悪いことはバネに変えて、過去のもととして、そっとページを閉じる。
生きることの醍醐味は、まさしくここだ!と僕は膝をうつ。美しい思い出をなかまと共有すること、美しい思い出を積み重ねていくこと。そのためには今を一生懸命生きようと、そう強く思った1日なのだった。思い出は美しくあれ。それでいい、それがいい。
作品名:思い出は美しくあるもの。それでいい、それがいい 作家名:向井 凜