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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟パート3」 再びの始まり 第一話(前編)

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「お待たせしました。看護師の里紗です。山下さん、よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくです」

「山下さんのお付き合いされている彼女さんはお幾つですか?」

「はい、二回り下で36歳なんです」

「では、私と近いですね。体型とか見た目は私と比べてどうですか?」

「里紗さんと言われましたね。あなたほど美人じゃないですが体型は似ていると思います」

「そう、それは良かった。では私が彼女だと思って今から始めてください」

「始める?何をですか?」

「エッチです」

「そんなこと・・・保険で出来るんですか?」

「そんな、ムードのないことを仰らないで下さい。看板に書いてあるように、すべての診療は健康保険の適用になっているんですよ」

「それはすみません」

「いいえ、無理もないことです。私共では患者さんのあらゆる性の悩みに身体を張って治療させて頂いておりますので、山下さんの不安を解消する方法として鉄男医師から私にこのようにするようにと指示されていますの」

「そうでしたか。何だか夢のようですが、お願いします」

「はい、私も久しぶりなので、楽しみです」

里紗は交際している彼が出来ていたが、再婚を視野に入れていたので慎重な付き合いをしていた。相変わらず秘密の部屋で例の「男性」で愉しむ夜が日課になっていた。
緊張している山下を見て、里紗はシャワールームへ誘った。

「お背中流しますわ」

「本当に?」

「ええ、さあ服脱いで一緒に入りましょう」

山下は少しお腹が出ていたが、肉付きの良い体をしていた。スポンジに石鹸をつけて泡立たせ、背中と手足を洗いだした。

「さあ、前を向いてちょうだい」

「恥ずかしいなあ~」

「そう?でもこんなに大きくなっていますよ」

泡の付いた指先でそっと握った。

「あっ・・・」

里紗は丁寧にきれいにして、シャワーで洗い流すと、顔を近づけて口に運んだ。

「そんなこと・・・うっ・・・気持ちいい」

「私結構うまいんですよ~・・・ね?」

十年のご無沙汰は山下をもう限界に近づかせていた。

「里紗さん・・・出そうです」

「ええ?もうですか?それは困るから止めますよ」

ちょっとがっかりした山下は、里紗に促されるように体を拭いて、元の部屋のベッドへと移動した。
これから始まることに胸は高まり、張り裂けそうになっていた。

次回後編に続く。