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大好き「だった」世界

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アル・サーメンという組織によって、マグノシュタット近辺に依り代が出現し、世界は滅びかけた。だが、その依り代は煌帝国やシンドリア国、レーム帝国、様々な人々の協力によって止めることに成功した。

その後……

ある少年2人と少女がシンドリアに生還した。

アリババ「お前…背ぇデカくなりすぎじゃね……?」

オルバ「飯いっぱい食べて修行もしたからっすよ〜!」

アラジン「うわぁ〜!オルバ君アリババ君よりも高いんじゃないのかい?!」

ヤムライハ「ごめんね?3人をこんな大きな事件に巻きこませて……」

アラジン「僕達は全然平気だよ!」

ジャーファル「3人共、本当にごめんね。大事な会議ばかりで助けに行けなかったんだ」

ジャーファルはシンドバッドと最も長い八人将、元暗殺者

アリババ「俺達は大丈夫です!」

アラジン「目の下にくまが出来ちゃってるよ…」

マスルール「モルジアナ、大丈夫だったか?」

モルジアナ「はい、大丈夫です。」



シンドリア国を治めてるシンドバッド王、
「八人将」の皆、オルバやトト

と様々な人から歓迎されて宴のような晩を過ごしてから数日後、

シンドリア国にはある噂が流れてきた。

アリババ「今日は久しぶりに暇な日だなぁ〜」

アラジン「僕も今日は特に用は無いかなぁ〜」

モルジアナ「私もです。」

宮殿の廊下を歩いてると、会議室から…

シンドバッド「ほう、つまり迷宮攻略者が今、どこかに確実に増えてるということか?」

ジャーファル「はい、煌やレームすらこの情報を我が国流して来ましたから、恐らく警戒の方は強そうです。」

ガチャッ

アリババ「あの、シンドバッドさん今の話は?」

シンドバッド「?!聞いていたのか?」

アリババ「はい…すみません……」

シンドバッド「いや、別にいいよ。むしろ、話すべきだと思ってたからな」

アラジン「それにしても、一体どういうことだい?」

シンドバッド「あぁ、実はな、今、世界でどうやら迷宮攻略者が増えてるらしいんだ」

アリババ「でも、それは悪いことってわけじゃ…」

アラジン「そうだよ!ジンの力で人を守る事だってできるさ!」

モルジアナ「アル・サーメンを止めるためなら、良ことなのでは?」

ジャーファル「実は、攻略者が不明なんだ」

アリ・アラ・モル「?!」

アラジン「不明?」

モルジアナ「どういうことですか?」

ジャーファル「つまり、勝手に何回も迷宮を出して何回も攻略をしてる奴が何人かわからないが、いる可能性がある…」

シンドバッド「そういう事なんだ」

シンドバッド「アル・サーメンの可能性も考えられるが、迷宮を出すようなことは、してこなかったし、あいつらはする必要もないからな…」

アリババ(一体誰がこんなことを何の理由があって?)



??「これで、また迷宮攻略だね〜」

??「思ったより面倒だったな」

??「俺の金属器だ!スッゲー技とかあるのかなぁ!」

??「そんな話しは後だ、今はやるべき事がある」

??「私達には、目標があるのよ?忘れてないでしょうね?」

??「今回のジンはボーツに宿った。つまりこれで5人全員金属器使いになった訳だ」

ボーツ「俺もやっと手にいれたぜぇ!」

??「さて、そろそろ準備も整った。シェべド、ディーヤ、ボーツ、イブリス次の作業に行くぞ。」

シェべド「アラム、次はどこに行くのですか?」

ディーヤ「僕は、明日からにしたいな〜」

アラム「レーム帝国という所に行く。」

ボーツ「俺は全然行けるぞぉ!」

アラム「どうやらそこで少し前に大きな事件が起きたと聞いたからな」

ディーヤ「なるほどね〜」

アラム「さて、そろそろ行くぞ。」

ディーヤ「あれ?イブリスは」

シェべド「いつもの事でしょう」

アラム「大切な物を失う。これを知って本当に知ることができる、」

アラム「綺麗事は必要の無いものだったと…」




数日後…

レーム帝国にて、アラム達はレーム帝国の兵にある質問をしてた。


アラム「おい、そこの兵に聞きたいことがある。」

兵「?」

兵「なんだお前達は、」

アラム「大切な物を守る上で大切なことは何だ?」

兵「?そうだな…どんなヤツでも倒せる強さだな!この国の守りは固く強い、強くないと守れないという事だ」

アラム「やはり、こんな惨めな考えしかないのか…」

アラム「どこの国も」

「戦争が起きても大丈夫なように」

こんな考えで正しいと思ってるのか?

アラム「気分が悪いな」

スッ

ズバッ

兵「グァ」

アラム「失うまで気づかない」

シェべド「これで何人目ですか?」

ディーヤ「あんまり目立つと面倒だよぉー?」

この国も、どの国も、全ての人も、失わないとわからない…

アラム「この国はもういい、」

ボーツ「もういいのか?」

アラム「あぁ、イブリスを見つけしだい次は煌帝国に向かおう」

イブリス「私はここにいるよ!」

ディーヤ「うわぁ!びっくりしたー!」

イブリス「あっちで美味しい名物のお菓子があったから笑」

シェべド「あんまり無闇にふらつかないで下さい」

イブリス「ごめんなさーい」

アラム「さて、行くか」

アラム達が向かう先に誰かが立っていた。

アラム「誰だ?」

ムー「ファナリス兵団を束ねているムー・アレキウスだ。」

ムー「随分好き勝手したようだな。」

アラム「お前ら気をつけろ、こいつは強い」

ムー「覚悟は出来ているんだろうな?」

シェべド「ここは私が…」

アラム「シェべド、お前はよせ」

ボーツ「俺にやらせてくれよ、ジンを使いこなすために。」

アラム「良いだろう。」

ムー「我が身に宿れ!バルバドス!」

ボーツ「我が身に宿れ!バティン!」


















作品名:大好き「だった」世界 作家名:ケンケン