ぼくのしゃこう戦記 ④
MT車での教習〜試験を受けるまで
MT車の運転は難しいの一言でした。何度も心が折れそうになりま
した……。
何度もAT車限定コースに変更しようかなと感じました。しかし、
それでは将来、仕事とかでMT車だから運転できない(運転すること
自体はできるだろうが……。)という不測の事態が発生するかもし
れない。なので、MTのまま続けることにしました。
しかし、『半クラッチ』というMT車ならではの操作がどうしても
うまくできなかった……。どうしても、エンストするか急発進して
しまった。10回ぐらい教習を受けて、やっとコツをつかめた。
そんなぼくに、『クランク』・『S字』といった練習コースが現
れた。もし、試験のとき(教習所内で行なう修了検定など)に、そ
のコースを離れて、落輪したり乗り上げたりぶつけたりしようもの
なら、即、不合格になるという……。
……いざ挑戦してみた結果、なんとか落輪したりせずに、運良く
クリアできました。その後、何回か教習にて練習しましたが、合計
2、3回ぐらいしか落輪したりしませんでした。(『切り返し』の
練習をするための落輪は除く。)
『安心パック』というぼくみたいなゆとり向けの追加料金無しの
有難いコースに入っていたため、たっぷり教習を受けることができ
ました。もちろん、技能のテストの第1関門である『修了検定』に
合格するためだ。合格点は、100点満点で70点以上です。
この『修了検定』の内容は、教習所内の決められたコースをただ
走行するというテストだ。一度でいいから、速度を35キロまで出
さなければいけないという。ぼくの叔父さんは1回落ちたらしいで
す……。
そのテストと同じ日(『修了検定』に合格しないと受けられない
が。)に、学科のほうのテストの『仮免学科教習』がある。このテ
ストの合格点は、100点満点で90点以上なのだった。テストは
○×形式だが、50問中6問以上間違えたら不合格だ……。(1問
2点)
ぼくはテスト3日前になって、学科のテスト勉強を始めた……。
大学でも、つまらない講義の最中に、昼寝するかわりにテスト勉強
した……。テスト勉強といっても、テスト問題は全て○×形式のた
め、暗記作業に近かった。
学科の試験の内容は、『追い越し』や交差点についてなどの基本
的な交通ルールについてだ。これが意外とややこしくて難しい。だ
が、母が言うには、学科の試験で落ちる人はいないとのこと……。
……ヤバいと感じました。
……そして、ぼくはこの2つの試験を受けました。
結果は、次のページです……。
作品名:ぼくのしゃこう戦記 ④ 作家名:やまさん