抱き締めたいけど
一面に広がって
畑のようだった
黄色が次に咲き
最後列で赤を支え
その広がりを抑えた
清楚な白薄ピンクが
最後に咲いて
甘い香りが庭に漂う
無臭の赤と黃色の
ユリの花
ボクを酔わせる
白薄ピンクのユリの花
キミは苦手かも知れない
ユリの香り
優しく ほのかな
甘いかほり
きっとキミは
白薄ピンクのユリの花
ボクを酔わせる
白薄ピンクのユリの花
抱き締めたいけど
凛として佇み
こう言うの
あたし色に
染めてもいいの?
ボクは戸惑い
見上げるばかり
梅雨の晴れ間に
白薄ピンクの
キミはユリ