小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

キリンとふうせん

INDEX|1ページ/1ページ|

 

キリンとふうせん



マリカちゃんが えをかきました。

それは おおきなキリンさんでした。

でも あたまにつのが いっぽんしかありません。

なんかへんなキリンです。


パパがわらったら マリカちゃんは きいろいふうせんをかきました。

それをキリンさんの つのにむすびました。

すると キリンはふわりとうかんで、そらにとんでいきました。


ふうせんは かぜにのって、キリンをうみまで はこびました。

すると カモメがとんできて いいました。

「キリンさん、きょうは とてもいいてんきだね。
そらなんかとんでないで、およいだほうがいいよ。」

「でも、おりられないんだ。ふうせんをわってくれないかい。」

カモメは こころよくひきうけて、ふうせんのまんなかに くちばしであなをあけました。

『ぱん!』


キリンは まっさかさまに うみにおちてしまいました。

「しまった。ぼくは およげないんだった。」

『ばしゃ、ばしゃ、ばしゃ!』

キリンは いまにも しずみそうです。


そこで マリカちゃんは、あなのあいたふうせんを キリンのくびに かきました。

ながいくびに はまったうきわで、キリンはうまく うみにうかびました。

そして、カモメにおよぎを おそわりました。

「あれれ?あしがそこにつくよ。」

キリンはのっぽなので うみのそこに あしがついていました。


あるいてりくにあがると そこはアフリカでした。

とおくでたくさんのキリンが こっちをみているよ。

キリンは はずかしそうにあるいて あたらしいおともだちの ところへいきました。


もし、きいろいふうせんを くびにまいたキリンがいたら それはマリカちゃんのキリンです。


              おしまい