小さな見つけもの
気に「しなければならない」なんて思いながら視てた。いや、いいのもあるよ。マーク・ロンソン、ザ・ウィークエンドもすき。
でも、昨日超掘り出し物を見つけたの。
Baton Rougeっていうの。
もうかっこよくて死ぬる。
「髪の長いは七難隠す」ということで、おそらくその頃(80’〜90’)のメタル。
大好物。
で、何がいいって、
「ちょとファンクめのざくざくキャッチ―、でもちゃんとメタルです、遊びも大好きです」。
おまえら。
おまえら世界一愛しいぜ。
三つ子の魂百までという。
KISSのライヴに母ちゃんに連れてこられてその辺走り回ってた(「タカシ!座ってなさい!」と怒鳴られた)幼児は、ゆくゆくジーン・シモンズのかっこをするようになるのか。それはそれとして。
思春期に夢中になってたものって、ずっとその人物を支配するような気がする。
心がどんなふうに動いたか。
ドキドキ。わくわく。ときめき。夢。現実との交差。眼を閉じ、また開ける。耳澄ませる喜び。
ドラムスは心臓とシンクロする。
体じゅうのかゆみををザクザクかきむしってくれるギターのリフ。
背骨をひねり躍らせるヴォーカル、ベース。
だから、
肌にはその烙印がある。
痛かった。だから大切。誰にも渡せない、恋人、我が子、朋輩。
もう二度と剥がれないように、放さないようにそうした。
忘れていてごめんね。
今またヒリヒリ痺れる。
わたしはここ。
こんな荒野を、元からずっと歩いてた。走ってた。