ダンス戯曲 イージオ&マーサ
あとがき
(あとがき)
緞帳があがり、魔法のようなファンタスティックなステージが展開される。
操り人形だけでなく、からくり人形、指人形、影絵、着ぐるみ、そしてダンサー総動員だ。
ショーの最終盤には、イージオとマーサが手を携えて登場する。
かっこ付きのセリフは、役者が声に出さないで内容を伝える。
ヴィンスは本物のロボットでもよい。しかし人形の役は人間が担わないといけない。
もしこれを実現させるとなると、出演者全員に卓越した表現力と身体能力が求められ、振付師にはとてつもなく高度な構成力と忍耐力が求められるだろう。
実現は不可能と思われるかもしれない。しかし、一見実現不可能と思われることでも、それをやってのけるだけの力量を持ったダンサーが、日本に数多くいることを僕は知っている。
ジュリアが最終公演の幕を開けたとき、そこにはどんな光景が広がっているのだろうか。
お楽しみはこれからだ。 (JAY-TA)
作品名:ダンス戯曲 イージオ&マーサ 作家名:JAY-TA