非日常的恋愛
何カ月に一度しか会えない彼との時間は
どこか非現実的で
どこか日常から離れてる
時間をかけて会いに行き
並んで歩き
手をつなぐ
優しい声も
温もりも
その瞬間は間違いなく現実なのに
家に帰るとどこか夢のよう
接点のなかった互いの日常に
彼が立ち入る事はないから
私は立ち入る事がないから
だから二人のことは現実なのに
現実でなく感じる
いつか
何ヶ月かに一度会う非日常が
何ヶ月かに一度会う日常に
変わる日は来るのだろうか
そんな事を思いながら横で寝息をたてる
彼の鼻先に触れる
そして少し白目むいてる寝顔がおかしくて
まぁいいかって思う