6人の超能力者の日常 Ⅳ
翼は加賀という男に自分の親の真実をおしえられた。
そして加賀は放心状態の翼をパイプで殴りかかったが…
「遅れたぜ!」 みんなは扉に目を向けた。そこに立っていたのは
ひろきだった。ひろきは目隠しの能力者だ。
ひろきはすでに加賀に能力を使っていた。
「今のうちだ!逃げよう!」 みかんの手をとりひろきはみんなと逃げた。 ひろきの能力は30秒で切れる。しかし、翼は動かなかった いや 動けなかった。
翼は自分の親の真実を聞かされ、動揺を隠せなかった。
「翼!行くよ!」 あいが叫んだ。翼はあいの声に気づき状況を把握した。
加賀は、声を頼りにパイプを振り回して近づいてきた。
「まずい もうすぐ能力の効果が切れる!走れ翼!」
翼は、加賀を殺したい気持ちをおさえて、残っている体力を全部使い、
みんなで工場を出た。
何分走っただろうか?体は限界を越していたが翼は、みかんに聞いた。
「みかん!なんで黙ってた。加賀が俺の親を殺したことや能力者同士が戦っ
ていること教えろよ」翼は、すこし怒り気味でいった。
「ゴメンね みんな、ずっと黙ってて。しっかり話さないとね。」
みかんは大きく深呼吸をした。
「 能力者には2種族あるのだ、1つは私たち 煇族(きぞく)
そして破壊族(はかいぞく)がある。」
「なんで破壊族は能力者たちなのに戦うの?」たいちが不思議そうに言った
「それは…………」
「 次回のお楽しみ!!」 『なんだそれ!!』
作品名:6人の超能力者の日常 Ⅳ 作家名:sho