死にそうなくらい愛して死んだ
「死にそうなくらい愛して死んだ」
別れの歌はたくさんあります。
普段は耳に届かないのに、失恋したら、妙に歌詞が心を揺さぶります。
好きよ、嫌いよは絵空事の物語だけではありません。
現実に恋愛を体験したら、その好きよ、嫌いよの二つの言葉が全てになります。
毎日追っかけてきます。行動の基準がそこに変わります。
だけど、それは病だから、いつか完治します。
また、普段通りの「愛なんて他人事」の世界が始まります。
そして、繰り返します。
病にかかるたび、もう死んでしまうのでは・・と重症になります。
だけど、治ります。
世の中には変な病気が蔓延するものだと、最近分かりました。
そういう僕は今、治りかけです。
でも、完治してません。
いつ、完治するのかもわかりません。
誰もそれは・・・わからないようです。
作品名:死にそうなくらい愛して死んだ 作家名:海野ごはん