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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「背徳の恋愛」 不倫の輪 第三話

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「あ~ん、指でして・・・感じたいの」

「まだ駄目だよ。ボクから先にして欲しい」

「うん。」

体を入れ替えて、裕子は横に座るとその姿勢ですでに大きくなったものを握った。
屈みこんで窮屈な姿勢で口に咥える。大きさとかたさを確かめるようにゆっくりと動かしている。

「ねえ、入れていい?」

「もうかい?」

「我慢出来ないの」

そう言うとソファーに座っている私の太ももにまたがるように座って腰を浮かせ前にせせり出てゆっくりと挿入した。

「あ~あたる・・・」

そう叫ぶと自分で腰を押しつけてくる。時折ソファーに裕子の膝がこすれる音がきゅっと言う。
身体を離してソファーで後ろ向きにしてバックで挿入する。この形が一番楽で深く入る。

「もう・・・ダメ・・・須藤さんってすごい・・・」

裕子はきっとしばらくしていなかったのだろう。飢えている女のしぐさに見て取れた。
一度目のピークが来てちょっと落ち着いたときにベッドへ移動して向かい合う形で二度目のピークを迎え、私はこらえきれないものを全部出しきった。

「出しちゃったよ、ゴメン」

「言わなかった?大丈夫よ」

「ならいいけど」

裕子は安全な日だったこともその積極的な誘いの一つだったのだろう。
シャワーを浴びて急ぎ着替えてホテルを出たのは23時を回っていた。東岡崎駅の近くのコンビニで裕子を降ろし、来週の水曜にと約束を確認して別れた。
もちろん、またねのキスをしてだ。

帰りの車の中で裕子ほどの女が何故紹介を頼まないと彼が出来ないのか考えてしまった。それは強く疑問に感じることだったのだ。
申し分ないほどスタイルも良く、顔も美人だというのに。
ボクの前に付き合った男にひどい目に遭わされたのであろうか。

翌朝、榊原に電話をして昨日のお礼を言って朋子に聞きたいことがあると持ち掛けた。そして快くその日の夕方に店に連れて来てくれた。
私たちは付き合うことになったと報告し、裕子が何故朋子に紹介を頼んだのか真実が知りたいと聞いた。

「須藤さん、どうしてそんなことをお知りになりたいの?もうお付き合いされているのよね?」

「はい、そうなんですが、裕子さんのような美人がどうしてって思えたんです」

「裕子は須藤さんのことをとっても素敵だったと言ってたわよ。それでいいんじゃないの?彼女を幸せにしてあげて。期待は裏切らないと思うけど、ね?」

「朋子さん。ありがとうございます。そうですね。そうします」

疑問はふっきれなかったけど、朋子の目に嘘は感じられなかった。

不倫の輪、終わり。