6人の超能力者の日常 Ⅱ
早く、みかんの所に行かなきゃ!ぼくは、壁にかかってた黒いパーカーを着ながら、家をみんなと出た。
「たいちはどこにいるんだ!」 「たいちはもう行ってるすよ!」
たいち (12歳 男) 獣の能力者だ。 触れた生き物の身体能力をコピー出来る。
しかし、体力の限界がくるまで3分も持たない。
「ここっす…」 もう使われてない廃工場があった。
「ここにみかんがいるんだな」 「なんでここがわかったの?」 アイが、不思議そうに言った。
「犬の嗅覚を使ったんすよ」 「ドア…開けるぞ」
キィィー …ガチャン…
開けた瞬間…ぼくは、驚いた。超能力者と超能力者が戦っている…。
なんで…超能力者同士で、戦っているんだ!
仲間じゃないのか、超能力者は!
たいちが、黒いマントの様な服を着た男にやられてる!
「大丈夫か!たいち!」 ぼくは叫んだ。
「強すぎる…俺には、勝てねーよ!」
「お仲間さんかー。俺に殺されに来たのかな?」男は笑いながらそういった。
「殺されるのは、お前だ!浮遊の能力者!加賀!」
加賀? どっかで聞いたことがある。なんだっけ…ぼくは、思い出そうとしたが思出せない。まぁそんなことどうでもいい!こいつを…殺す!
ぼくは、置いてあるパイプを持って能力を使った…!
ぼくの能力は、Assassin(アサシン)の能力者。つまり、暗殺の能力だ。
作品名:6人の超能力者の日常 Ⅱ 作家名:sho