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妙に早く目覚めてしまった朝に
きみは窓を開け
風の音を聞く
銀色の空がひんやりと運んでくる
その音を



そして続きはない
ただ日常の砂時計が零れるだけだ
きみは一杯のアイスコーヒーを作り
ただ風と飲み物の冷たさだけに満足する
そしてその時は続く



きみはきみの皮を脱ぎ
羽根ある幽体だけになって
風の音の中を飛び回る
一体誰がきみを支配できる？



風に砂は流れ　風紋の上に書かれたキリル文字
きみはその本だけでいいと言う