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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「SNSの恋 にじいろ」 第一話

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「ええ!アレの長さ?」

「ハハハ~相変わらずですね。身長ですよ」

「173センチだよ。10センチ違いだね。ボクは還暦過ぎたけどにじいろさんは幾つなの?」

「私?52歳」

「若いねえ~お互いに写メ交換しない?」

「見たら嫌いになるかもよ」

「そんなことないでしょ。ボクから送るから嫌だったら送ってくれなくていいよ」

祐紀夫は何枚かスマホで写して一番いい角度のものを添付して送信した。
間もなく彼女からも東京のオフ会の時に写した一枚が送られてきた。

「顔を見て初めましてだね。可愛いよ」

「ほんと?てっしゅうさんは素敵よ。お世辞じゃなく」

「そう。ありがとう。ねえ、彼は居るの?」

「彼?うん、それらしい人は居るけどもう付き合って長いから友達みたいになってるの。向こうのご両親とも仲良いしね。私は親が居ないから何かと向こうから世話してくれるんだけど直ぐに結婚したいと思ってないの」

「離婚してどのぐらいになるの?」

「子供が3歳の頃だからもう15年ぐらいかな」

「旦那さんの浮気?」

「・・・私の浮気かな、どちらかと言えば」

「言わなくていいよ。その彼は全部知っているんだよね?」

「うん、もちろん。再婚に踏み込めないのは子供たちがまだ就学中だからなの」

「そう言うことね。まずは子供が独立することが先だよね」

「そうね。それに彼も結婚を催促しないし」

「理由があるのかな?」

「今で不自由してないからね。親と住んでて時々私のアパートに泊まりに来たりしているから自分も束縛を感じてないだろうし」

「そうなんだ。彼が泊まりにね・・・じゃあ定期的に楽しめているって言うことだ」

「ええ?何を?ああ、あれね、してないわよ。彼は・・・淡白なんだと思う」

「じゃあ、欲求不満にならない?」

「仕事が忙しいから遊ぶ時間がないの。帰ったらぐったりだからね。こうしてメールするのもどちらかと言うと面倒に感じるぐらいだから、閉じこもりの性格なの」

ちょっとチャンスかもしれないと感じ始めた。