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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「背徳の恋愛」 未亡人の誘惑 第二話

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「ずっとって言うのは私の心の中にだけよ」

「そうか、なら安心した。浮気していたのかと思ったから」

「もし浮気していたって言ったら軽蔑する?私のこと」

「人それぞれだから、軽蔑はしないけどいいとは思わないかな」

「だよね。女が浮気をするなんて最低だよね?男の人から見たら」

「それは男女ともに同じだと思うよ」

「でも、男の浮気は甲斐性って言うじゃない。女は経済的に自立していてもそうは言われないよ」

「それは、そうだね。女性はどちらかと言うと純潔とかを言われるよね、今の時代でも。心で浮気をしている女性はきっと多いんだろうなあ~そう感じる」

「心だけじゃイヤ・・・もう限界の歳に来てるから」

「麻子さんはまだご主人が亡くなったばかりだよ。いくら関係が冷えていたからと言ってここで言うのは不謹慎だよ」

「正治さんって真面目なのね。たとえ話よ。女はそういう風に考えるものって言う話」

「ならいいけど。喪が明けたら美人の麻子さんならすぐにいい人見つかるよ。それまで我慢じゃない?」

「美人?本当にそう思っている?私は半年後には法的には再婚できる。正治さんは再婚したいって考えているの?」

「お世辞じゃないよ。お姉さんも美人だけどそれ以上だよ。妻の葬儀の時に強くそれを感じさせられた」

「あら、奥様が亡くなられたって言うのにそんなこと考えていただなんて、私と同じって言うことじゃないの」

「麻子さんと同じ?」

「そう、私だってあの時正治さんのこと素敵だって、私が慰めてあげたいって思ったわよ。姉が泣いているのを見て、私も悲しかったけどそれ以上にあなたの顔を見つめていたら泣けなくなっていた。不思議ね。あんな状況で男の人を好きになるだなんて」

「麻子さん・・・本当なのか?」

「この場で言う嘘じゃないでしょ?」

私と麻子はそのあとしばらく目と目で強く見つめ合っていた。