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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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奨学金制度

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昨日(3月25日)国会の予算委員会での質問で奨学金の問題が質問されていた。大学を卒業しても、正社員になれなかった方たちなどは、奨学金の返済に苦慮しているとの内容であった。そのために、結婚も出来ない方もいるとも言った。確かに、500万円もの借金を抱えていては、前途多難かもしれない。滞納すれば利息が以前は10パーセント、現在でも5パーセント付くようだ。
 負の連鎖を断つ、それは聞こえのよい言葉であっても、実際は貧乏人は学ぶことよりも働けということらしい。
 私の知人で高校の奨学金を借りた方がいて、20年間返済したりしなかったりで、50万円の元金が倍になった方がいた。その方は約款も良く読まなかったらしく、催促も緩かったので、返済が遅れたらしい。
 相談され
「元金だけの返済で済まないですか」
と相談したが駄目であった。実に厳しい。
借りたのであるから返すのは当たり前であるが、負の連鎖を断つと言うなら、利息はいらないと思う。滞納した方にはこまめに催促や相談を持ちかければ良いのではないか、と私は思う。
 また、安易に奨学金を借り、しっかりした目的も無く、大学に進学することも考えた方が良いのかもしれない。

作品名:奨学金制度 作家名:吉葉ひろし