イメージ 〈詩集〉
ゆりという名のひと
かた思いだったけど
のぞみをたくして
この想いを告げたい
ゆりという名のあのひと
りそうのタイプのひとに
かすかな望みだけは
のこして置きたいので
この答えは曖昧にして
ゆりという名のひとよ
りそうを保ちたいから
かんがえてみるわ
のぞみはあるかしら
こうみえてわたし固いの
ゆりという名だけど固いくり
りそうのひとって嬉しいわ
からかわないで
のらネコのように
この心は傷つきやすいから
ゆりという名のひとよ
りそうのひとなのだから
かたおもいからの脱出に
のぞみをたくして恐る恐る
こくはくはしてみたけれど
ゆりという名のひとから
りそうの返事はない