戦士の行先
おまえの怒りこそ問題だと
怒りを洗練させよと
狂暴なまでの憤怒が湧き上がり
うねる血が骨肉を躍動させる、いつだって 突然
それは創造することができるんだ
敵はどこか
何か
誰か
悪政にも戦争にも論争にも空虚なあたまにも憎悪を感じてはいるが
それが真の敵ではない
だんだんわかってきたのさ
怒りを向けよ
愚行に流れそうな己へ
コントロールできないことこそが敵
これはわたしの獲物
わたしの免疫細胞が健常に生きるために
殺したい本能、対象が必要
さあその怒りに馬銜(はみ)をつけて
悦びをもって押さえ込め
狂暴な憤怒が駆け巡る
手綱を目に見えぬ悪に向けよ
恐れることなく