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かなりえずき
かなりえずき
novelistID. 56608
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ノベリスターの独白

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ああ、ノベリスト、ね。
勧められたから登録したよ。

まあ、でも、ダメだね。

ほとんどが読むに値しない奴ばかりだ。
あれはただの趣味の落書きだよ。

メッセージ性もなけりゃ、工夫もないし、オチもない。

これを読むくらいだったら、
俺なら普通に文庫本買うね、その方が身になる。

お前の勧めだからまだ続けていくけどな。


え? 気に入った作品?

あるわけないだろ。
素人が書き捨てた落書きで感動しろって?

ありえないだろ、そんなの。

ここに投稿している奴は本を読んでないね。
俺のようにさまざま情報を入れていない。
だから、毎回あんな同じものしか書けないんだよ。

あいつらは心ひきこもりだな。
ひとつも新しいものを吸収する気がない。


同じものを見て、同じものを感じて
同じものを書いて、同じように1日を終える。

それじゃだめだ。
しかも、これが悪いってことにすら気付いていない。

危機意識がないんだよ、まったく。
牧草をただ食べる家畜さ。


俺のこと、間違っていると思うなら反論してみろってんだ。

悪いが俺は負ける気はしないね。
考えることを捨てた思考停止集団には負けねぇよ。


ほら反論してみろよ。
俺を黙らせてみろよ。


まあ、できないだろうな。
薄っぺらなものを垂れ流すことしかできない奴に
俺を黙らせることはできない。



「で、お前は何が書けるの?」


俺は何も言い返せなくなった。