春の息吹においての試み
「青いこぶしの葉の間から3月の日差しが差してくる」
との部分です。
実際にはこぶしがつぼみの時に、葉は存在していないのですが、あえて、この表現にしてみたのです。
こぶしを観察した時、青空がきれいでした。3月では珍しい青い空でした。
絵画などでは、存在しないものを風景の中に取り入れることもあります。そのような気持ちでした。
「青」を意識させることで、若さを表現できるとも考えました。
あるいは、この表現はおかしいと気付かれたなら、作者の意図としたものだったのです。
その読者は読み返してくれるはずです。
詩は何度か読み返すと、受ける感じが変わってくるときがあります。
作品名:春の息吹においての試み 作家名:吉葉ひろし