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青井サイベル
青井サイベル
novelistID. 59033
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ノンストップフィクション

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6時半起床。寝坊。慌ててお弁当を作ったので失敗する。
さわやかな総長じゃなかった早朝のお弁当作りにワインをもちいたフランベはつつしむべし。


おふとんを干し、身支度をととのえ、いってらっしゃいののち
いつものように商店街のファンキーな接骨院へ。
院長26、副院長25だ。おはよう、小僧たち!
彼らはトークが命であり、すべての患者さんとおもろトークを展開しつつ加療する。
今朝はぎょうざスタジアムのおぼろげな情報について。
受付嬢は細川ふみえを華奢にした感じでかわいい。


図書館へ。
CD
レハールの「メリー・ウィドウ」、
バッハ「オルガン曲集」、
「不滅の映画音楽」(ニュー・シネマ・パラダイスのテーマが入っていたので採用)、

書籍は
「エアーウォークでやせる!」(それを手にしたわたしの眼は例によって爛々と輝いていたとかいなかったとか)
「鳥獣虫魚 歳時記 秋冬」(豪華カラー写真が豊富に)
「金子みすず童謡集 わたしと小鳥とすずと」(これですよ。最高。現代文学だの小難しい文学なんかひどくくだらなく感じちゃうぜ)

じつにわたしらしいチョイスで満足。


次にカルディへ。
店頭サービスのホットコーヒーを貰うのも忘れ、ココナッツミルク缶、
そして安かったトマト缶を。
駅前の花屋で黄ばらをいちりん。
次にダイソーへ。
レジャーシート、くつしたまとめて、缶切り、たわし。
評判のかばん屋さんへ、ストラップの取れてしまったお気に入りのバーバリーを修理に出す。
ドラッグストアへ。ラップやすうり。歯磨きセット。
クリーニング店へ。できあがりの品をうけとる。


ここで限界になり帰った。
砧公園に行くつもりだったが、おふとんを取り込まなければならない。
おなかもすいちゃった。
昨夜のインドカレーに「マゾだね」って言われるくらいな強力唐辛子を加え、あえかななぐさみにヨーグルトを少し落として、
混ぜる、混ぜる、混ぜる。
うまいんだかまずいんだかはともかく、ぱじゃなく辛ぇ。


休む間もなく足りないものを買いに。
必要なものだけを買っているのに(多分絶対余計なもん買ってるけど)なんでこんなに買う。
買い物という行為は一度ハマると際限がないものなのだ。
商店街は長い。
その奥にサミットがおわす。
その手前に多分縄文時代からやってる食料品店うるしばらがあるが、
ふと立ち寄ってみて愕然。
安い!
そして魚介類も新鮮で安くて、店内がすごい生臭い匂いとおっさんのポマードの匂いがする。
これはいい店だ。
こんどしじみを買いに来よう。
接骨院の患者さんのひとりの男の子もバイトしてるそうだし。
あいつ、たぶん大学生だぜ。どうする、会ったらやっぱ
「ワッサーメン」
とか言わなきゃだめか。


ホステス期にやたらうるさかった客が電話してきた。
怒りのあまり顔が紅葉するサイベル。
おまえ。冥王星に住め。
冥王星のアパートに住め。
着拒。


ビールを買い、完了。
しかしその近くに、ナイスいちょうスポットがあるとだんなさんに聞いていたので、
ついでに立ち寄り、ショートムービーを撮る。
完成品を観て思う。


わたしは、男としてじゅうぶん生きていける声の持ち主。


そしてこういう日記を書くにつけ、
これ全部ブレスなしで体中に書いといたら、亡霊に連れて行かれないな。
「うわぁめんどくせえ」って亡霊が。
みみにも書かなきゃ。




※結婚当初、数年前の雑文ですが、変わりません。

めんどくささは。