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●　そういえば、卵の中には空気があるのだろうか。鶏の卵でもいい。誰か水中で割ってみて、出てきた気泡の成分分析をやってみてはくれないか。

●　もう一点。キャラクター型のゆで卵を作る時、できれば、白身は卵型で、黄身だけを思いのままの型に固めたいのだが、どうすればいいだろう？

●　もう一つ、普通、卵を茹でると白味が固まり、それから黄味が固まるのだが、温度によってはこの順番が逆になるという。これは常識だ。では、茹であがった卵を割ったとき、黄味が外にあって白味が中にあるゆで卵の作り方を知っている人がいたら是非教えていただきたい。以前、何かの本で一度だけ読んだ記憶があるのだ。黄味が外。白味が内だ。

●　ゆで卵マーブルコンクールについて：茹でる前に殻に小さな穴をあけて、針金状の物で、黄味をつぶして攪拌する。出来あがりは黄味と白味とが交じり合ったゆで卵になる。この黄味と白味との混じり具合を審査するのが、このコンクールだ。黄味は黄色だけとは限らない。鶏の飼料に食用の着色剤を混ぜれば、どんな色の黄味だって作れる.最近の上位入賞作品は、マーブル模様が聖マリア像と、最後の晩餐の絵画のように見えるというもの。参加は自由。但し、茹でながら自動的に卵を回転させる器具の使用は禁止されている。

⑲　卵の中というのは何かを隠すのにもってこいだが、これまではせいぜい、宝石が隠されていた例があるばかりである。何でも好きな物を中に入れて卵の殻を自動生成してくれる機械があったら、売れるような気がする。誕生日のメッセージでも新生児でも、請求書も給料もクリスマスプレゼントも、何でも殻の中に入れられる。自分自身でさえも。

⑳　宇宙の話が何処かへ行ってしまった。卵についての取り止めの無い空想は尽きない。宇宙ですら卵の話の一つとなってしまった。宇宙の中に卵があるのではない。卵の中に宇宙があるのだ。すなわち、それが宇宙卵である。

おしまい