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青井サイベル
青井サイベル
novelistID. 59033
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〇〇女子?

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女子。
「マラソン」「歴史」「カープ」「プロレス」「プラモデル」「女子会」


どうも不思議に思っていた。
小中高、せいぜい大学生まの娘を「女子」と呼び習わすのは真っ当としても、
それ以上の女性に対してなぜ
「子」
をつけるのかが解らなかったからだ。



作詞家・コラムニストのジェーン・スーさんの記事には、
自分や他人がいい年をして「女子」なんていうのは恥ずかしかったとしながらも、可愛いものを見てテンションがあがったりお喋りに興じたり、いわゆる「パヤパヤしてる(マツコさん©)」状態の、「女子魂」は生涯不滅のものなのだ、と語っている。
ははあなるほど。そういうわけだったのね。



どうだろうか。
「結婚して子供ができた」時点でアガリでそこから先は女子とは言い難いのかと思っていた。
結婚しないで社会で活躍し続ける女性は現役女子のままなのかとか。
なんだか判然としないままでいた。
わたしは既婚者(子なしだが)だから「おばはん」だと思っていたし、
「女子」と呼ばれるのには抵抗があった。
ただ、甘ったれたい気分のときは女子どころか「3歳児」にまで遡ってしまう。

極端。
それじゃ、孫。
子供がいない夫婦にありがちなことだとは言えそうだが。
幼児プレイなのか。
精神状態はまあ幼児そのもの。


でも、好きなミュージシャンやスケート選手の写真を貼って
「(⋈◍>◡<◍)。✧♡♡♡
になってる自分。
こっそり台所でオヤツに噛みつく自分。
部屋に花を飾ってフワフワしてる自分。
「フレンチの雑貨屋」で買った「コットン」の「純白」のホーム「ドレス」
を特別な時だけに着て、うふちょうふちょと踊る自分。


あらー(←おばはん)、ちょっと女子こじらせてるわやっぱり。
はい薬飲んで寝てなさい。

作品名:〇〇女子? 作家名:青井サイベル