生きてみれば
無限の可能性があるのだろうか
その小さな命に名がつけられ
その小さな命が笑うだけでも
両親たちは幸せを感じた
歳を重ねるたびに
その命には期待や希望が
他者から寄せられる
命の持ち主は
がんばろうとする
ギロチンの刃が
下り始めるように
明日への恐怖が芽生える
大学はいかなくてもいい
死にたいと言った時
妥協の様な言葉たちが溢れた
がんばらなくていいよ
好きな事を見つけて生きればいいんだ
頑張れば頑張った分幸せになれる
アメリカンドリーム
大学に行かないで
特別な才能が無くては
夢は持てないと思うが
だから
もう僕は命と別れたい
普通に生きればいいんだからと
食べるものがあれば生きていけるだろうか
ぼくにはぷらいどなんてものが
どこかに住みついてしまったようだからね
等と悩んだ時もあった
けれど
何とか生きてみれば
それはそれで目の前には
命の細い糸が観えて来た