『人と人』とを越えた繋がりの先にあるものは…。 ~その一~
私がいるとは思ってもいない神様に話し掛けて、いてしまった神様と繋がり、そしてブログを書き始めて、そこでみわさんからメールが来て、みわさんと繋がり、みわさんからさやかさん、しづさんと繋がって行った。
お茶屋さんで話していて、話が秋田県の大曲の花火大会にみわさんたちは行くとの事。
そこで私たちも誘われて、どう応えて良いのか分からずにいたら、旦那さん(旦那さんも一緒に同行していた。)が、
『行きます!!』
と即答した。
私に選択肢を求めない方が良いとまだみわさんたちは知らないので、間に入った旦那さんが応える事となった。
そして大曲の花火大会でみゆきさんとしづさんに会った。
みゆきさんとしづさんとはフェイスブックのメールでやり取りをしていたけど、みゆきさん本人に会うのはその時が初めてだった。
こんな風に繋がりが出来て行くなんて思いもしなかった。
何きっかけで、誰から始まったのか巻き戻してみても分からない。
神様に話しかける事になったのは宗教のおばちゃんからの一言がきっかけで、そのおばちゃんに出会う事となったのは家のインターホンが鳴ったからだけど、そのもっと前を考えても分からない事は分からない。
“偶然なんてなくて、全て必然な事。”
と言う人も世の中にはたくさんいる。
そう考えると神様の気まぐれの中に、人は存在しているんじゃないかと思ったりもする。
だからと言って、何がどうかとか分かる訳でもなく…。
繋がりって、どうやって始まっているのか分からないけど、生きているその中にはどうしてもあるものなんだと思った。
人は自分自身が存在している事自体、きっかけとなる繋がりを持っているものなのかもしれない。
逃げても逃げられないものなんだと思う。
そんな事を考えさせられる瞬間だった。
そしてさやかさんの歌を教えに行く前にさやかさんともメールのやり取りをしていた。
その時に、さやかさんから飼ってる猫のラル(本名;ラルフ)さんを紹介された。
すぐに私の頭の中にその猫が声を掛けて来た。
『さやかちゃんに歌を教えてあげてください。よろしく。』
との言葉が届いた。
ちゃんとお座りをしてそう言った。
私は人より動物に弱い…。
動物に言われたら“ノー。”とは言えない。
私はラルさんに、
『分かった~。』
と伝えた。
それに対して、
『ニャ~。』
と返事が来た。
そして、さやかさんの家へと行った最初の日、玄関を開けると猫がお座りをしていた。
私は、“あっ、これがラルさんか…。”と思った程度だったのに、さやかさんは何を驚いたか、ラルさんに駆け寄って、
『ラルちゃんどうしたの?!いつも人がいたら逃げるのに!!どうして~?!』
と大きな声で言っていた。
それで私はピンと来たので説明した。
『あっ、あの~、ラルさんとはここに来る前から話してて~、ラルさんからも~、さやかさんに歌を教えてって~、言われてた。ねっ、ラルさん!!…お手手におって~。お鼻触る~。』
と言って、私は自分の手の匂いを嗅がせてから、ラルさんの鼻を触った。
久しぶりの感覚…、嬉しかった~。
『ラルちゃんが、他の人に触らせるなんて…。』
とさやかさんは凄い形相で驚いていたけど、私とラルさんは気にしてなかった。
こうやって私はさやかさんからラルさんへと繋がった。
私はたまにラルさんに声を掛けたり、声を掛けられたりする。
そんな時は、
『ら・り・る・れ・ラルさん、ら・り・る・れ・ろ~♪』
と歌う。
ラルさんにどう思われてるか分からないけど…。
フェイスブックにアボガドさんの写真を載せて、アボガドさんとの日々の会話を書いていたら、何故かみゆきさんがアボガドさんを気に入ったらしく、アボガドさんラブになってしまった。
そんなみゆきさんの気持ちに対して調子に乗り始めたのがアボガドさんだった。
今、ここでこの文章上で初めて書くけども、みゆきさんに伝えていないアボガドさんの言葉がある。
みゆきさんがこれを読んだらばれるなぁ~と思いながら、書かせて頂く。
本当は、ある時期から調子に乗ったアボガドさんは、
『みゆき~、愛してるぜ~!!』
と言い始めたのだ。
私はいつもアボガドさんに言っていた。
『あんたの方が年下なの。みゆきさんどんだけ年上だと思ってるのっ?!あんたまだ三、四才程度よ!!さんを付けなさい!!さんを!!』
と言ってはいたけれども、ずっと無視…。
この場で謝ります。
『みゆきさん、アボガドが偉そうですみません。』
と…。
みゆきさんはアボガドさんに直接会ったことはないけれど、心と心が繋がったのなら、ここでみゆきさんとアボガドさんは繋がったことになる。
また一つ繋がりが増えた。
大曲の花火大会で、しづさんに、
『あいちゃんのお母さんは、電話を掛けて来て、“ニガウリの場所を聞くの?!”』
と大きな目を見開いてそう聞かれた。
私は一瞬何の話だろうかと分からなかった。
“…そう言えば、私ブログ書いてたわ~。”
と気付いた。
“しづさん、読んでくれてるんだぁ~。ありがたい…。”
と嬉しく思った。
ニガウリの話なんて、基本お母さんとお母さんの妹にしか話さないから、他の人に話すのって新鮮…。
いつもお母さんたちに話すようにしづさんに話した。
方言は分からないので、ちゃんと標準語に置き換えてだけど…。
何かめちゃくちゃ喜んでくれていたように見えた…大きな目が…。
嬉しかった~。
『その二』に続く。
作品名:『人と人』とを越えた繋がりの先にあるものは…。 ~その一~ 作家名:きんぎょ日和