浅草寺へ初詣。…ちょいとな気分で…。
『では、神様がお参りをしたらどうなるのでしょうか。神様がお参りをしてはいけませんか。それともお参りをしても良いのでしょうか。』
という事になった。
上が初めてそう言った時は、お母さんは言葉もなく驚いていた。
宗教の考えを信じていたお母さんは尚更ビビッていたようだった。
そしてそういう話から上は敢えてお参りをするようになった。
そしてお参りをした上は、
『どうですか。何か変わりますか。それともなんら変わりませんか。…ただそれだけの事なのです。』
と言った。
作品名:浅草寺へ初詣。…ちょいとな気分で…。 作家名:きんぎょ日和