お年玉考
6年生になると、友達と映画を観にも行くと聞いた。そこで外食をするらしい。大人は付き添っているのかと聞いたところ、送り迎えだけだそうだ。女の子だけに心配してしまうが、当事者や親はどうなのか?
それと、お年玉の話で、孫の言葉が気に掛った。
「誰誰さんは1000円だった。ケチね」
その時わたしは
「お金で人を判断してはだめだ」
と叱ったが、孫はあまり気にはしなかった。
1000円のお年玉の方は、小学6年生に見合った金額を入れたのだろうと思う。あるいは、経済的に余裕が無かったのかもしれないが、習慣とか義理とかのために、無理をしたのかもしれない。
1000円のお年玉で喜ぶ子供もいるのに、育った環境でお金の基準を決めてしまう孫の感覚は改めさせたいと感じた。その感覚が、人の価値判断になってしまうようで、心配になったからである。