アルコール
いっぱい飲んで
全て忘れてしまえるなら
いくらでも飲んでやる
全てなかったことにできるなら
そんなおいしい話はない
一生懸命生きてるって
自分では思っているけど
甘いって
おまえは言う
おれの何を見てそんなこと言うんだ?
ああ…いくらあおっても
酔えない
いっそ薬にも手を出そうか
息の根を止めてしまえば
苦しいこともない
でもそんな勇気もない
ただ飲み続けるだけ
横になってみる
天井の木目が
おれの無様な姿を笑ってる
目を閉じてみる
きっといつの間にか
眠ってしまうだろう
そして目覚めたら
また明日がくる
おれはまた一生懸命
淡々と生きるだろう