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ホクホクタロウ
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novelistID. 58181
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男男恋情(ラブリーボーイズ)

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題名:「男男恋情(ラブリーボーイズ)_山本勇一」
 僕の名前は里井昇太。あいつの名前は澤田剣士。ひょんなことからこの話を書いている。周りの人は僕らのことを不思議がるけども、何のことはない。男同士でキスして、抱き合って、あとご飯も一緒に作ったり、外出るときでも手繋いだりする位で。僕は受けだから剣士君のことをどこまでも受け止める、そんなことができるのは僕しかいないと思ってる。剣士君がどう思ってるか知らないけど、僕は大好きだからね、浮気でもしたら許さないよ、なんてね。とか思いながら今は料理を作って待ってるんだ。とそこにチャイムの音が鳴った。これは剣士君だ! と思った僕はすぐさま玄関に向かった。扉を開けて剣士君だとわかると僕はすぐに抱きついた。
僕「お帰り、剣士君」
剣士「ただいま」
僕「なんだか疲れた顔してるね」
剣士「そりゃそうだろ、仕事してきたんだから」
僕「そうだよね、それじゃ先にお風呂にする、それともご飯、それともぼ、く?」
剣士「疲れたから寝るわ」
寝室のほうに向かう剣士。
僕「待って、そのままじゃ汚いから着替えないと」
僕は剣士が着ているジャケットを取り、ワイシャツのボタンを外す。外し終わって脱がそうとした時に、バキバキに割れた腹筋が目の前に飛び込んできた。僕は我を失い、それに見入ってしまった。僕が恍惚とした表情を浮かべていると、
剣士「もう着替えてもいいか?」
僕「ごめん、つい見入っちゃって」
剣士「本当好きだよな」
僕「それほどでも〜」
僕が照れている間に、服を着る剣士。僕が残念そうな顔をしていると
剣士「またの機会にな」
僕「えぇ〜」
僕はその時何を思ったか剣士に抱きつき、キスをしていた。
剣士は力づくで僕のキス攻撃から逃れると
剣士「今は眠いんだ、また今度にしてくれ」
そう言うなり剣士は僕を部屋から追い出した。
僕は一人気落ちしたたま寂しい夕食を取った。おいしいはずなのにあまりそうは感じられず、何もすることもなかったのでさっさとお風呂に入って寝てしまおうとした時、急に後ろから抱きつかれた。
剣士「寒い」
僕は突然のことにびっくりして何も言えなかった。
剣士「だから温めてほしい」
僕「お風呂なら沸いてるよ」
剣士「いやお前がいいんだ」
僕は剣士の赴くままに気が付くと寝室に向かっていた。
僕は全力で剣士君の愛を受け止めた。僕はそれが本当に幸せで、好きになったのが剣士君で本当に良かった。僕はもっともっと剣士君の愛を感じて受け止めていきたいと強く思った。