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椎奈ゆいぎ
椎奈ゆいぎ
novelistID. 58712
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同年代の子たちに言いたいこと

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ものは考えようだと思う。

受け取る側の考え方でその人の価値観が構成されていくわけで、自分が関わった人や作品などで自分が出来てゆくと私は思う。
だからはっきり言うと、クズに育てられるままだったら子供もクズに成長していくと思うし、人格者に育てられるままだったら、子供も人格者に成長していく。
だが、そこにプラスされるのが考え方。
自分自身が読んだフィクションや、仲良くなった友達、聴いた音楽、行った場所などで感じ取ったこと、考えたことで価値観というものが作られていくのだと思う。
幼い頃の恐怖が自分自身への悪として認識される場合もあるし、逆に考えに考えてそれを回避する事もある。原因を考え出した子供は優秀だと思うし、それである程度人格者だと思う。
例えばお酒や煙草、ギャンブルなど。
親からこれらを悪と叩き込まれるがままだったらそのまま身につくと思う。だがそこで受け入れるままじゃなく、自分で考えてみる。
一つの趣味、大人の楽しみ、息抜き。
お酒はその味を楽しみ、社交辞令にも必要。煙草は煙の味を楽しむため。ギャンブルはある程度の賭け。夢を買う宝くじとさほど変わらない。
そう考える事でまた違って見える。
そう考えることが出来なく、悪いことだと断言する人が差別をしているのだろう。(同性愛者差別や性癖差別、人種差別、他にも差別が沢山あるが、差別こそ史上最低の行為だと思う)
幼い頃、如何に自分がそのものに対して真摯に考えたかが、その人の価値観だけじゃなく、人生まで作っていく。
それをサポートしていくのが親なのだと思う。
もちろんこれだって私の自論で考え方なので捉え方だってひとそれぞれなのだと思う。でも今は昔より意識している人が減っているのだと感じる事が度々ある。
書籍を読む子供が減っている。もちろん読む子供はとことん読んでいる。が、読んでない子は本当に読んでいない。最近衝撃を受けたのが、友達に「同情」の意味がわからない子がいたこと。まさに彼女に同情する。
書籍を読むこと、小説を読むことによって主人公への感情移入、ストーリーの理解、道徳的なことを培えるので、性格に一番重要だと思う。
国語の授業でそれをやっているはずなのに、授業の意味もわかっていない人達がたくさんいるのがとても残念だ。
話が少し逸れたが、要するにやっぱり考えることが一番大事なのだと思う。
相手の気持ちになって考える。
学校で先生が鬱陶しくそればかりを言っているが、本当にそうだと思う。
それが出来ない人が増えて欲しくない。
教育が悪いなどいう前に、自身の考え方で自分が出来上がっていくのだから、まずはそこから努力してほしい。