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かなりえずき
かなりえずき
novelistID. 56608
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桃太郎検索したったwwww

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「おじいさん、おばあさん。
 僕は鬼ヶ島へ鬼退治をしています」

「そうかぃ、それじゃあ
 このきびだんごをもっていきなさい」

「それとこのノートPCを持っていきなさい」

おじいさんに情報化社会への切符を手に入れた桃太郎。
さっそくネットにつないで、最強のお供を探すことに。


『桃太郎 おすすめ お供』
 約 83,000 件 (0.32 秒)


「おお、すごい。
 こんなに情報があればきっと
 鬼に有効な動物が見つけられるに違いない」

けれど、検索結果はどれも同じような内容。
桃太郎と言えば「犬」「サル」「キジ」の3匹とばかりで
もっと鬼に有効な動物を導いてはくれない。
あと、素人の「歌ってみた」動画。

「うーーん、桃太郎って検索するから
 きっと引っ張られて求めている結果が出ないのかなぁ」

そこで桃太郎は検索ワードを変更した。


『鬼 退治 有効 動物』
 約 148,000 件 (0.34 秒)


「やった! すごいヒット数だ!
 さてさて、鬼に有効な動物は……」

しかし、検索結果を見てみても求めている情報はない。
結局はいつもの3匹があげつらわれているだけ。
それと、大量の『歌ってみた』『踊ってみた』動画。

「この動画、邪魔だなぁ。
 いちいち出てきやがって」

動画配信サイトの中で
『桃太郎鬼退治するの巻 feat.ボーカロイド』という曲が人気で
それを基にした動画がわんさと出てきてしまうのだ。

「ああ、そうだ。
 桃太郎に完全に切り離せば
 この動画に邪魔されずに求めていた
 最強のお供はどんな動物かわかるはずだ!」

桃太郎は再度キーワードを変更した。
できるだけ鬼や桃太郎とは関係のない形に。


『強い 動物 使役』
 約 230,000 件 (0.59 秒)


「よし!! これなら完璧だ!!」

桃太郎は検索結果を見てみると……。


『"強い動物しえき中"歌ってみた』
『"強い動物しえき中"弾いてみた』
『"強い動物しえき中"描いてみた』
『"強い動物しえき中"cover.岬』
『"強い動物しえき中"踊ってみた』




※ ※ ※

一方、そのころの鬼ヶ島は平和そのものだった。

「桃太郎、来ないっすねぇ」

「いいことじゃないか。
 桃太郎がいつまでも来ないから
 こっちはこっちでいくらでも準備できたわけだし」

鬼はお供の犬、サル、キジ対策は完璧に済ませていた。

「ところでお前、さっきから何見てるの?」

「動画っすよ。最近、超人気の歌い手がいるんす。
 絵とかも上手でファンがものすごい数いるんすよ」

「へぇ」

赤鬼が見ていた動画を覗いてみると、
桃太郎が動画配信をして大人気になっていた。

「あははは、おいおい遊んでやがるぞ桃太郎。
 これならいつ来ても余裕で撃退できるな」

すると、鬼ヶ島へ近づいてくる船が見えた。

「来たな、桃太郎。
 どんなお供を連れてこようと
 余裕ぶっこいていたお前に負けるはずが……はずが」

鬼は戦慄した。
船には桃太郎とそのファン数万人が武装していたから。