クリスマス
イヴの夜 僕とあなたを誘ってくれた
その赤や黄や緑や白の光は
漆黒の夜に美しさを増す
あなたの姿が輝いて見えるのは
イヴの夜だからなのか
イルミネーションのためなのか
あなたの言葉だったと分かった時
池に映し出された
幻影の美しさも観ていた
一時の家庭の中の安らぎが
美しさの中に紛れ込んでいた
あなたと連れ添い
あなたの手を握り締めたのは
イブの寒い夜だからではない
ぼくはあなたにあなたは僕に
心の中に点滅していた
言葉に成らなかった光を
微笑みで表した
それがこの美しいイルミネーションなのかもしれない