恭子 夏祭りでの悲劇 3
着付けが終わり私は前屈みになり帯越しにおなかをさすりながら歩いてイベント会場まで向かった
PM19時
夏祭り会場に到着した
会場自体は外で広く、広場中央に盆踊り用の紅白の矢倉がセットしてあり、屋体、花火大会観覧席など設けられていた。
私は相変わらず前屈みになり帯越しにおなかをさすりながら歩いている。
目の前からランニング姿の若い男性グループが歩いてきた。
すると突然「ドンッ‼」という鈍い音がし下を向けば先頭の男性の拳が帯越しに私の胃に直撃していた‼
びっくりしたのと同時に果てしない鈍痛が私を襲ってきた。
「うぅー‼痛い‼何するのよ‼」と半泣き状態で怒鳴り付けると「そんな格好で歩いてるのが悪いんだろ笑っ」と謝りもせず去って行った
作品名:恭子 夏祭りでの悲劇 3 作家名:T.S