作品を書くとき、１０年ほど前から、パソコンで書くようになった。初めは手書きよりも遅く、原稿を観ながら文字を拾った。そのうち慣れてくると、原稿なしで、大まかなあらすじだけで、文字を拾いながら文章を仕上げられるようになった。パソコンの良いところは、推敲がやりやすいところだと思う。それに、書きたい漢字が見つけられることだと思う。ただ最近思うことは、必要以上に、難しい漢字を使っているような気もする。書けと言われても書けない漢字をつい使ってしまう。読む方も、難しい漢字では、よほどの事が無い限り、辞書は引かないだろう。どうしてもこの漢字の方が意味が伝わる、その時は難しい漢字でも仕方ないかもしれない、最近はそのように考えている。自分で書けない漢字は使わないようにしたい。原稿用紙に書いていた時は、辞書を引くと、その間にイメージが変わってしまうことがあり、ひらがなで書き後で辞書を引いたことがあった。
パソコンでの変換ミスも見逃してしまいやすい。なかなか間違いを指摘してくれる方はいないので、だいぶ経ってから見つけると、本当に恥ずかしいと思う。私はかなり誤字脱字が多い。仕上げた作品は読み返すが、見落としてしまうのは、思い込みがあるからだろう。
私に限っては誤字脱字を指摘していただけると嬉しい。私も親しい方にはメールで知らせるようにしていた。中には不愉快に思う方もいるかもしれないから、分かっていても指摘される方が少ないのだろうと思うが、お互いの向上のためには、作品の誤字や脱字の指摘は作品を書く者の常識に出来たらよいと思う。
