真実の名の下に
さまよい続けて僕らは
手にできない自由を追いかけてる
ここには何もない
その言葉を信じることができれば
雨ざらしの荒野を歩むことはしないのに
誰かの幸せを願えば
誰かの近くにいる誰かが泣いて
涙が涸れて空は青く風も穏やかで
それなのに心の中では嵐がふきやまず
世界が悪いのか自分が悪いのか
どちらも悪くて救いがないのか
空になった瓶のその後を考える
止まらない時間が気にかかり
やまない不安が気に障り
望まない欺瞞が機を逃して
描いた理想は収集車にかき集められ
紡いだ希望は燃え落ちる星のごとく
届けた言葉は粉々に砕かれて
どこに行けば誰といれば
なにをすればいつやれば
とりあえず今日は乾杯しよう
とりあえずの今日が増えていく
昨日も今日も明日を生きる現代の孤独に
とりあえず
笑いながら
乾杯しよう
それでいったい
なにが変わるっていうんだい
それがいったい
なんだっていうんだい
これはいったい
いつになれば終わるんだい