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かなりえずき
かなりえずき
novelistID. 56608
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エイリアン結婚相談所

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ドアが開くと、女が入ってきた。

「で、相手に求める条件は?」

「?112419&+#(条件ですか?)」

「どんな地球人がいいの?」

男エイリアンはまさかの展開に頭を悩ませた。

「4.=-+5@/&?
(そうですね、私としては元気な子エイリアンを生んでくれるような
 顔面を持ったお腹がふっくらした地球人のメスが好きです)」

「ふぅん、ぽっちゃり系が好き、と」

「6+8911@./*(逆にあなたはどうなんですか?)」

「なんで私を聞くのよ」
「?-+/*95*5+(いやだって……)」

女は何かを悟ったのか、
一気に男エイリアンから距離を取った。

「やだ! もしかして私を狙ってる!?」

「1_//6-$?-+!(狙ってませんよ!!)」

「これだからエイリアンは!
 美人を見るとすぐにそうなるんだから! けだもの!」

「97?2_+/#54(とにかく話を進めましょう…)」

男エイリアンは資料の項目を埋めていく。



「希望の年収とかある?」

「43@/259$+0(エイリアンですからお金に興味は…)」

「まあ、そうよね。
 年収なんかいちいち気にする男に生きる価値ないわ」

「/6&.*5_*_%(逆に、あなたの希望年収は?)」

「まあ、最低1億よね」

「9622.*?7&%!(あなたは年収気にするんですか!)」

「当然じゃない。女は男と違ってお金がいるの」

「………」



「それじゃあこれが最後の質問よね?
 どんな性格の人がいいの?」

「$66#2#471.(それまで僕に聞くんですか)」

「なに言ってるの。当然じゃない」

「32-57%#$#+
(性格は……元気な人がいいですね。
 シガニーウィーバー似のたくましい人が好きです)」

「髪質はぼさぼさが?」

「_=%5%-27+5!(そうですね!)」

男エイリアンはおずおずと聞き返す。

「$6/+3&_6=1(あなたはどんな性格が好みですか?)」

「そんなに聞きたいのね。
 まあ私ほど美人だと放っておけない気持ちもわかるわ」

女はふふと高飛車に笑って語り始める。

「そうね、まずは男は謙虚じゃなくっちゃね。
 でも退屈なのはイヤよ、常に楽しませてくれるような人。
 でも寂しいときにはそばにいてくれるようなのがいいわ」

「2657?1_%50(めちゃめちゃ多いですね)」

「当然でしょ」


項目を記入し終わると、男エイリアンは告げた。

「51_3#43%64
(ありがとうございました。
 相手が見つかり次第連絡いたしますね)」

「私に釣り合う男がいればね」

8本足の女エイリアンは相談所を後にした。

「&%+09$1=2-
(では、次のエイリアンお入りください)」